2009年2月2日月曜日

[論文]カロリーカットで記憶が改善するかもしれない 他

高齢者にはカロリー制限が有効
健康な高齢者に3ヶ月30%カロリーを抑制すると記憶力が増しインスリン濃度が低下した。

詳細記事は以下に。
(大きい頁なので下1/3くらいまでスクロールするか、日記の検索を試してください)
→http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090127

これの凄そうなところは、カロリー制限群と通常通りの食事群と比較した他に「多価不飽和脂肪酸を多く摂る群」とも比較したところ。多価不飽和脂肪酸の代表選手はDHAですね。
Wikipediaによると「アルツハイマー型痴呆やうつ病などの疾病に対してもDHAの摂取は有効であるといわれている」とか。
で、その群と較べても2割ほど記憶試験の成績がよかったようです。

この検査では3群の総数が50人しかいないことも少なすぎますし、食事制限をしたかどうかもあいまいであるようです。
追試の結果を待ちたいところですが、記憶力の低下があらわになってきた人(私も含めて)に期待できる論文ではないでしょうか。


ちまたではギャル米鮮魚料理「きぶんや」のフグ中毒の方が話題かもしれませんが、そこはマイナーブログの意地ってヤツです。
とか言いつつしっかりリンク張ってあるところが…。

2009年1月16日金曜日

[ニュース]和牛農家、申告漏れ続々 高騰で売り上げ急増

今月14日の元記事は以下。
→http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY200901130387.html

「悪質な所得隠し」と言われればその通りなのですが、ちょっと気になる点があります。
ネット記事ではありませんが、新聞申告しなかった所得は約800万円の高級車の購入や、ゴルフ会員権の購入にあてたそうですが、その他に自宅や畜舎を建て直しにも使ったとか。

車やゴルフ会員権はともかく、畜舎の建て直しは経費で落ちる部分でしょう。
どういう帳面管理をしているのか分かりませんが、普通ならしませんよね。

追徴課税で廃業などともありました。このところBSEや飼料高騰などで経営が苦しいようですが、課税のダメージで廃業する程度の経営は自転車操業にも達していないような気もします。

ちょうど15日に農業簿記の記帳会がありまして、年間数千万の所得を単純に羨ましいとも思いつつ、何かウラがありそうな気がしたのでちょっと記録。


余談の雑記。
今年は暖かいのか、かかとの荒れがいつもより少しだなぁなどと思っていましたら、手の甲にひびが出てしまいました。赤くただれた感じ。さほどかゆくはなく痛みがあるんですが、あかぎれまではいってないと思います。
手がこんなになることは今までなかったのですが、年のせいでしょうか。
食べものを扱うからとあまりクリームをつけたりはしなかったのですが、手の甲くらいはケアしようかと思っています。

2009年1月8日木曜日

[ニュース2つ]

今日の朝日新聞より

・「耕作放棄地 リサイクル」より気になったとこだけ。
 全国の耕作放棄地はこの20年で3倍近くに増えた。農地全体の1割程度を占めるらしい。最大の要因は農産物価格の低迷とか。
 また、特区制度や'05年9月施行の改正農業経営基盤強化促進法に基づき農業参入した株式会社やNPOを含む法人は155市町村で320。全国の耕作放棄地38万6千ヘクタール('05年)に対し、法人参入分は約950ヘクタール。('08年9月)。農地を借りて参入した156法人に農水省が行った調査('06年)によると売上高は「営農を始めたばかりでなし」33%、「(産物は)自社利用するためなし」が14%。

※いま、うちも親父の病気とかで手が足りません。ボランティアを頼むのもありかもしれませんが、仕事の組み立ての都合で(市場出荷と直売の比率とか)なかなか第三者には難しく…。どうなっていくか、どうしていくのか、思案中。
 あと法人の農業参入ですが、企業経営と農業経営が両立させえるなら参考に聞いてみたいものですが、やはり難しいですかね。最終消費を抱える企業なら協力農場みたいな形でありそうですけど。これも価格問題ですかね。

・「土なし苗床 屋上緑化」
 サントリーは土を使わず、軽くて植物もよく育つ苗床を開発。名称は「パフカル」。ウレタンベースの原料液に、マイクロメートル単位まで粉砕した数種類の木屑などを混ぜて膨らませる。重さは土の約半分。内部に多くの気泡があり、根の成育に必要な空気が保たれるため、植物の成長も早く根の成長は約5倍、全体重量で見ても約2倍(約1ヶ月間)。
 設置の際は、これを専用トレーに並べて給水管を配置、センサーで水遣りを行うらしい。価格も「土」を使った商品の価格とほぼ同じ。

※価格については、従来品とほぼ同等ということですが、ポット苗ということは毎回入替えですよね。それならやはり高いんじゃないでしょうか。結局、何をしたいのか、ということですかね。低木まで植えたいのか、ビオトープを作りたいのか、畑を考えているのか。手間をかけずに緑化というだけならポトスとかを使えば、もっと簡単に済みそうですけど。

2009年1月2日金曜日

2009新年

またずいぶんと間隔が開いてしまいました。この間、食品の偽装表示・不正表示や毒物混入などイヤな事件が多かったですね。
今、カップヌードルを食べていたら、フタの裏側に「移り香」のことが書いてありました。これも話題になった事件でした。防虫剤などと一緒にしているほうが悪いとは思いますが、企業としては誠実に対応してくれているほうだと思います。

最近(年度初めくらいからでしょうか)、TBSラジオで「田中雄介の食卓応援隊」というのが日曜夕方放送されています。JA全農プレゼンツということもあって「地産地消」を推奨しつつ、興味深い話題やゲストトークが盛り込まれています。

また、ブログもがんばろうと思えた話題2つでした。

2008年10月13日月曜日

[料理]シソの葉、保存法

少し前にラジオで聞いたもの。
ずるずるとやり残して今になってしまいました。

・シソ葉は水洗いした後、よく水気を切る。
・調味液(醤油:ゴマ油:味醂=2:1:1)に漬け込む。

穂紫蘇はどうなのか?バジルはどうなのか?
疑問は浮かぶけれど、まずは試してみないとね。

覚え書き程度に。

■前回のりんご農家は次が(中)だったのを読んだのですが、(後)は読み損ねました。借金の額を聞いて、覚悟を決めたとかありましたが、度胸が据わるものでしょうか。

相変わらずフラフラと腰の据わらない自分を振り返り、ちょっと反省。

2008年9月22日月曜日

[海外]キューバ農業大打撃

本日の朝日新聞から。
巨大ハリケーン、グスタフ(8月上陸)とアイク(9月上陸)の影響でバナナ畑約5万3千ヘクタール、サトウキビ畑約15万6千ヘクタールが浸水などの被害を受け、タバコ、コーヒーなど主力産品への影響も大きい。
住宅は約32万棟が全半壊。被害額は50億ドルと推計とか。

キューバといえば、知る人ぞ知る有機農業大国。
今後の動向が気になります。


■同夕刊の連載『にじんだ星をかぞえて』(上原隆)では青森のりんご農家の話が。
6月に雹害を受けたりんごだが、表面の傷を取れば食味には影響がないという。
毎年のように自殺者が出ているりんご農家。

来週のつづきで希望は見えるのでしょうか。

2008年9月20日土曜日

[ニュースとか]安値だったり、モカが飲めなかったり

前回の農耕起源の社会を語ると原始共産制になるような…。
あらためて書くかは熱も冷めたのでもうちょっと熟考します。


■全国農業新聞は野菜の安値の話とか。
19日、北海道内の空知管内南幌町で25トンのキャベツが廃棄されてます。
全国でキャベツの緊急需給調整を実施された関係でしょうが、これで9月中旬に全国で7145トンの出荷を停止し一部は学校給食とか有効利用を探っていたようですがなかなか全量は…。

他は、中国のメラミン入り牛乳とか相変わらず毒入り食品の話題。

■そんななか、エチオピアからのコーヒー豆が輸入停止になっているのをご存知でしょうか?ただこれについては中国とは少し事情が違う様子。

→http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/05/h0509-6.html

殺虫剤の成分が検出されたようなんですが、この値がちょいと難しい。
判断の基準となる値は、2006年5月29日から施行された食品残留基準のポジティブリスト制度になったことで設定された一律基準値が適用されているようです。

この一律基準値には少し説明が必要でしょうか。

従来の制度(ネガティブリスト制)では、残留基準値が設定されていない場合には、いくら残留していても規制はありませんでした。

実際にどれくらいの比率かというと…
1)全世界で食用作物に使用される農薬数が約700
2)国内で食用作物に使用される農薬数が約350
3)食品衛生法による残留農薬基準が設定されている農薬数は約250
1)-3)で約450の農薬が流通規制がなかったわけです。

「ポジティブリスト対策情報」
→http://www.agri.zennoh.or.jp/hiyaku/positivelist/

食の安全にとってはいい話なわけですが、そう簡単に基準値が設定できるわけでもありません。コーデックス規格や海外の残留基準値をもとに暫定基準も設定されましたが、それでも設定されなかったものについては、一律基準値として0.01ppmが「人の健康を損なうおそれのない量」として設定されているわけです。

悪いことではないようですが、問題のある例として以下のようなことが考えられます。

ある農薬の残留基準値がAという作物で0.2ppm、Bという作物で0.02ppmだった場合、0.01ppmという一律基準値は妥当かもしれません。
しかし、Aという作物で2ppm、Bという作物では3ppmだった場合、0.01ppmという値は数百倍の厳しさになります。

今回のエチオピアのコーヒー豆がこの後者のようです。
ヨーロッパの基準ではクリアできているようなんですよ。

コーヒー業界の働きかけが弱いのか、農水省の仕事が甘いのか。

エチオピア・モカの飲めない状況はしばらく続きそうです。


■9月13日、先週の朝日新聞で色平哲郎さんという佐久総合病院の医師の記事がありまして、そこで紹介されていた玉井袈裟男の「風のノート」から
「風は遠くから理想を含んでやってくるもの/土はそこにあって生命を生み出し育むもの/君が風性の人ならば土を求めて吹く風になれ」
土からすれば、あんまり強い風が吹いてもいい作物はできないんですけど…。
ま、茶々を入れるのが本意ではありません。好き勝手に吹く風よりは「土を求めて」吹く風は優しいとは思います。覚え書きとして。


昔、メールは一件、一内容と言われました。
こんなまとめ書きはマナー違反かもしれませんがついつい…ねぇ。

2008年9月7日日曜日

[ニュース]朝日新聞から

昨日は農関連の記事が目立った。
・「三笠フーズ(大阪市北区)が政府から工業用に限定された有害米を食用に転用していた」
・アメリカ穀物協会代表特別補佐エリック・エリクソンさんインタビュー
穀物高騰で米国の農家は喜んでいるでしょう。
「収入が増えるのはハッピーだが、農機を動かす燃料代や地価上昇で生産コストも上がっている。飼料高が畜産農家の経営に打撃を与え、飼育頭数を減らす動きが現れている。穀物相場が天候に加えて投機にも左右されることで、農業が今まで以上にリスクの高い商売になり、問題だ」など。
・異見新言 塩見直紀(半農半X研究所代表)
「若者帰農 農ある暮らしを元に生きる」
'04年に著書を読んだときと同様の意見。

さて昨日は市民農業大学に出かけてきました。
これは農家の畑を借りて、市民と野菜作りをするというもの。
先週はキャベツやブロッコリーの定植、ハクサイの種まき。今週はダイコンの種まきとコマツナ、ホウレンソウの種まき。
どうしても技術面の話になってしまいます。それでも天候に左右されることや種が外国から来ていることなども織り交ぜ、農業への理解を深めてもらっているわけですが、個人的には上のニュースの3つめ、「半農半X」など農業とは?という部分を考えてほしいと思っています。

狩猟起源の西洋社会が能力主義になるように、農耕起源の社会はまた別の方法を取れるのではないでしょうか?
この先は時間もないので次に…。